ペルソナイズ戦略コラム

PERSONAIZE STRATEGY COLUMN

ぴよぴよドラッカー教室008:ドラッカーの企業の成長理論

企業は、規模的成長は状況によるが、質的成長は絶対に必要である

◆顧客に支持される企業になる◆

企業は成長のための仕組みです。
ですから、成長しなければなりません。
最低でも市場成長率を上まわる「規模的な成長」が必要になります。
そうしなければ、相対的に小さな存在になり、市場や顧客に影響を及ぼすことができない、限界的な存在になってしまいます。
したがって、市場の成長率を維持しているかぎり、それ以上の規模的な拡大は、必ずしも必要でありません。
企業が求められているのは、選択権を持つ顧客に、必要とされ続ける存在価値ですから、常に市場(顧客・競合・自社・監督官庁などで構成)との関係が重要になってきます。
しかし、顧客ニーズに応え、かつ、競争に打ち勝つための「質的成長」は絶対に欠かせません。

◆規模的な成長が必要な場合もある◆

生態的ニッチ市場を対象にする企業は、規模拡大の必要はありません。
なお、生態的ニッチ市場でも数十億、数百億の売上げに成長することが可能な産業もあります。
一方、大きな市場を対象にする小売業や卸売業、研究開発が必要な製造業では、仕入れ価格や物流コスト率の引き下げ、研究開発費の捻出のため、規模の利益を追う必要があります。
言い古された言葉かもしれませんが、「中途半端な規模の経営」は、今日でも厳しいのです。
中途半端な規模の企業の選択肢は、M&Aや合併で適性規模に拡大するか、事業の一部を売却または撤退することによって適性規模に縮小するしかありません。
事業を育成して成長するのも選択肢の一つですが、時間がかかりすぎてしまう可能性があります。

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