藤屋式ニッチ戦略とは

NICHE STRATEGY
藤屋式ニッチ戦略の概要

自社にとってのニッチをさがす

ニッチの語源は、ラテン語のnidusで「巣」という意味があります。
動物や鳥などにとって「巣」は、占有できる空間であり、寝たり、子育てしたりできる安心・安全な場所です。
弊社は、そこに着目しました。
ほとんどの社長は、生活面では、安心して住むための占有できる場所(家)を持つのは当たり前と考えていますが、仕事面で独占市場を確保しようと意識している人はほとんどいません。
しかし、仕事面で家のような安心して暮らせる場所(独占できる市場)を見つけると、競争に神経をすり減らすことなく、高収益事業が実現できます。

ドラッカーもニッチ戦略を推奨している

ドラッカーの『エッセンシャル版 マネジメント』の一説に、次のような意味の文章があります。

  • 企業規模は事業戦略に影響を及ぼす。逆に、事業戦略も企業規模に影響を及ぼす。中小企業は、大企業にはできないことができる。中小企業は規模が小さいだけでなく、単純である。反応が早く機敏である。資源を重点的に投入できる。
  • 中小企業は、大企業以上に組織的かつ体系的な経営を必要とする。大企業のように複雑な仕組みは必要ない。しかし、経営資源が少ないゆえに、高度の経営力を必要とする。
  • 中小企業は、事業戦略を必要とする。中小企業は限界的な存在になる可能性を常に抱えている。したがって、独占市場を持つための事業戦略を持たなければならない。ニッチ市場を見つけなければならない。

いかがですか?
中小企業経営にニッチ戦略が最適であることは、上記の文章に言い表されています。
中小企業がニッチ戦略に徹すれば、無競争の市場で豊かに経営することができるのです。

藤屋式ニッチ戦略とは

藤屋式ニッチ戦略の定義は、「中小企業がニッチ戦略で、独占市場をつくって、継続的に儲かる仕組みをつくること」です。

藤屋式ニッチ戦略の対象者

弊社では、藤屋式ニッチ戦略の対象者を、次のように想定しています。

  • 自社の強みを特定できており業績も悪くないが、もっと伸ばしたい中小企業の社長と後継者。
  • 業績は順調に推移しているが、多角化したい中小企業の社長と後継者。
  • 強みは分からないが、業績は悪くない中小企業の社長と後継者。
  • 業績は良くないが、強みは持っている中小企業の社長と後継者。
  • その他、上記の会社を支援している経営コンサルタント・士業・販促系会社の方々。

藤屋式ニッチ戦略の骨子

藤屋式ニッチ戦略は、

  • 事業目的にこだわる
  • 戦略目標にこだわる
  • 自社の強みにこだわる
  • 独占市場にこだわる
  • 顧客の状況にこだわる
  • 顧客のファン化・信者化にこだわる
  • ブランディングにこだわる
  • 情報発信にこだわる

という8つの「こだわり」で独占市場を創り上げていくものです。

上記の8つのこだわりは、いわば「部品」(部分最適)にすぎません。
8つのこだわりが一つのシステムとしてつながれば。継続的に儲かる仕組みができあがります。

藤屋式ニッチ戦略は零細企業向けの戦略ではない

「ニッチ」の言葉のニュアンスから、「ニッチ戦略は、零細企業向けの戦略だろう?」と感じる方がいるかもしれません。
しかし、それは違います。
私が考える藤屋式ニッチ戦略の典型的な事例は、イタリアの自動車メーカー「フェラーリ」です。
売上高3,700億円超(2017年)を誇りながら、

  • 超高級スポーツカーに特化している
  • フェラーリ市場という独自市場を確立している
  • 熱狂的な顧客を獲得している
  • フェラーリブランドを確立している

のです。

しかも、一台当たりの営業利益率は1,200万円で、大衆車の約50倍、ベンツの約20倍、ポルシェの約6倍という高収益を実現しています。
売上高3,700億円超は、決して零細企業ではありませんよね?
しかし、年間販売台数は1,000,000台超が当たり前の自動車産業で、フェラーリはわずか8,398台の(自動車産業においては)超ニッチ企業なのです。
私は、中小企業の方々に、「〇〇業界のフェラーリ」と言われるようになって頂きたいのです。

そのためには、何らかの「強み」を持っていることが必須条件です。
だからと言って、絶対的な強みは必要ありません。あくまでもニッチ市場を独占するための相対的な強みで十分です。
簡単に「当社には強みなどない」とは思わないでください。
売上げが数億円もあれば、何らかの強みを持っています。
強みがなければ顧客は買ってくれないのですから!
強みがないと思っている大部分の会社は、自社の強みに気付いていないだけなのです。

業績をあげるものは徹底

世の中には、良いモノがたくさんあります。
たとえば、食材やサプリメントなどもそうです。
メディアで紹介する食材やサプリメントの一つひとつは、ほんとうに身体に良いのですが、紹介されたモノすべてを摂取すると、過剰摂取になってしまいます。

経営に関する情報も同じです。
書店にあふれているビジネス本や、開催されているセミナーや勉強会は、どれも素晴らしいモノだと思います。
しかし、すべてを実行しようとすれば、ヒト・モノ・カネ・時間がどれだけあってもたりません。
そのため、事業戦略においても、1つの理論で戦略から計画、組織、人事まで体系化された理論があれば、それに越したことはありません。

しかし、1つの理論で体系化されているモノはほとんどありません。たぶん、ドラッカーくらいのものでしょう。
私は、ドラッカーを250回以上読み込み、18年以上、コンサルティングに適用した実績を持っており、1つの理論で戦略から計画、組織、人事まで体系化できる、数少ない経営コンサルタントだと自負しております。
その私が、中小企業方向けに、自社の強みをベースに、対象市場を独占できるまで絞り込んで、必要最少の労力で、最高の成果をあげるようにしたのが藤屋式ニッチ戦略です。

藤屋式ニッチ戦略塾

NICHE STRATEGY CRAM SCHOOL