ペルソナイズ戦略コラム

PERSONAIZE STRATEGY COLUMN

ドラッカー関連本209万部超の藤屋の読書法

「藤屋さんは、どんな本を読んでいるのですか?」とか、
「どんな読み方をしているのですか?」と聞かれることがあります。
そこで、今日は、藤屋の「本の選び方」と「本の読み方」を紹介します。

◆どのようにして本を選ぶか◆

学生時代は、本屋で見つけた本が面白かったら、その作者の本を集中的に読んでいました。

社会人になっても、小説など趣味で読む本は、同じようにして選んでいました。
一方、仕事のために読む本は、実用書(ハウツー本)ばかり読んでいました。

30歳代前半ではじめた、中小企業診断士の受験勉強では、「受験用のテキスト」と「テキストで紹介している参考文献」を読むようになりました。
私が受験勉強をしていた頃の中小企業診断士は、「商業部門」「工業部門」「情報部門」に分かれており、受験した商業部門の受験科目は、

  • 経営基本管理
  • 財務管理
  • 労務管理
  • 販売管理
  • 仕入管理
  • 店舗施設管理
  • 商品知識
  • 商業に関する経済的知識

がありました。
この受験科目の「テキスト」と「参考文献」で、「経営の基礎知識」が体系的に身に付いたのだと思います。

42歳になる年に入った大学院で、勉強の仕方を教えてもらいました。
修士論文の対象テーマ(私の場合はピーター・ドラッカー)の代表的な本を読み、各章に関連する本をさがします。
それを繰り返し、枝葉に入っていくと、また、元の根っ子や幹になる修士論文のテーマ分野(ピーター・ドラッカー)の本に戻っていきます。
これを繰り返していくと、専門分野の情報と周辺分野の情報が身に付いていきます。

現在の読書量は、それほど多いほうではないと思います。
仕事で必要になったときに、アマゾンで検索して、該当する本を買っています。
また、日本経済新聞の土曜版の28ページ前後に、「読書欄」が3ページにわたってあり、そこで紹介されている本で、興味がわいた本を読んでいます。

とくに、「今を読み解く」の特集では、テーマに関する本が数冊紹介されますので、その数冊を買って読むようにしています。
代表的な数冊を読むことで、テーマの概要が掴め、雑学分野が広がるので、藤屋の強みである「質問力」に結びついています。
でも、「質問力」を強化しようと思って読むわけではありません。
あくまでも、興味の対象として読み、結果として仕事に結びつくイメージです。
なお、読んでみて、合わなかったら、そのまま放置します。

◆どのようにして本を読むか◆

本の読み方ですが、良いと思った本は、何度も読みます。
たとえば、ドラッカーの『現代の経営 』などは、20回以上は読んだでしょう。

ただ読むだけでなく、ラインを引いたり、書き込みをしたり、読書ノートをつくって書き抜いたり、図表化したりして、本の情報を自分の知識(成果をあげる能力)に転換しています。

大学院に通っていた頃、大学の先生方が参加している各種の研究学会に所属していました。
そこで知り合った教授に、

まず、1冊の本を、A4サイズで10枚程度にまとめなさい。これで、その本の概要が自分のものになります。僕はね、ドラッカーの『創造する経営者』を1枚のフローチャートにまとめたよ。そうすると、確実に自分の知識になる。これもやってみなさい。

と、教えて頂きました。
藤屋が、ドラッカーの解説本・監修書を26冊出版できたのも、この1枚にまとめる練習で、「図式化する力」が身に付いたからだと思います。

◆専門書を読むメリット◆

「仕事がら」と前置きしたうえでの話ですが、専門書を読むメリットは、何といっても原理・原則が身に付くことです。
研究者が発表する「新しい理論」も、企業が出す新商品と同じで、良いモノもあれば、つまらないモノもあります。
ですから、藤屋は新しい理論には飛びつきません。
時間をかけて淘汰され、生き残った理論だけが本物だと思うからです。

また、専門書(おおむね400ページ前後)の価格は、2,000円~3,000円前後が普通です。
なかには、6,000円~8,000円するものもあります。
しかし、何度も読みますし、1回読むのに20時間前後はかかります。
時間当たりの価格は、格安だと思っています。

藤屋は、専門書を読むスピードは、遅いほうだと思います。
それは、読むことが目的ではなく、仕事に活かすことを目的にしているからです。
先述したように、ラインを入れ、書き入れたりしていると、どうしても読むスピードは遅くなってしまいます。

たとえば、ドラッカーの『P・F・ドラッカーの経営論集』(770ページ)、『マネジメント』(上下巻で1,349ページ)などは、どれだけ時間がかかったか、覚えていません。しかも、それを数回読むわけです。
こうした本のなかには、自分のコンサルティング理論を根本から変えてくれる本もありますので、コスト・パフォーマンスは最高です。

これからの藤屋の情報発信について

しかし、時間をかけて情報を収集するのが良いとは思っていません。
情報は、経営の道具ですから、単純で使いやすければ、それに越したことはありません。
今は、YouTube動画で検索したり、AIスピーカで物事を調べる時代です。
それなのに、経営理論だけが、書籍だけで紹介されるのは、時代錯誤だと思っています。
これからの情報発信活動では、この古い習慣も、打破していきたいと思っています。

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